【寅印菓子屋 季節のジャム 各種】
甘みだけじゃない。素材の味がちゃんとする凛としたジャム
小さい頃唯一食べられるのはマーマレードジャムだけだった私は、食べるものを自分でチョイスできるようになってからは遠ざかり、随分時間がたってジャムというものと和解したのです。
そんなわけで「ジャムとは“甘みのち甘み的代物”である」と考えていた私にとって、素材の味がするきちんとジャムとの出会いは新しい発見。こんなきっかけで、たまにジャムを試してみるようになったのですが、好みに合う合わないはあるものの、美味しいなと感じるお品を幾つか見つけられたのは、本当によかった。
寅印菓子屋のジャムもそのひとつで、皮の苦味や果物の酸味、素材の食感をしっかりと感じられる美味しさ。砂糖の甘さがそれを打ち消してしまうのではなくて、引き立ててくれる役割をするジャムがあるんだ~と思えたお品。
個人的定番としてはどうしてもマーマレードのような柑橘類に惹かれてしまうけど、寅印菓子屋のルバーブのジャムは絶品。縦に長いふきのような植物・ルバーブは根本に近い方は赤みがある色で、葉先に近い方は青々とした色をしているのですが、上述のお写真は「部位ごとに煮れば色の違いが出せるのでは?」とチャレンジしたものだそう。全部を一緒に煮てしまうと、どうしても茶系の色味だけになってしまうところを、ちょっとしたアイデアでこんなに綺麗なカラーが出るなんて!
耳を澄ますように味覚の感度を上げると、部位ごとにうっすらと違いがあると教えて頂いたので食べ比べてみました。おお、なるほど確かに!微かな素材の違いに気がつける楽しみも嬉しいです。
夏の気温に似合う、季節のゼリーもオススメ。固まるギリギリの柔らかさをもったゼリーはするすると喉を通る涼感がたまりません!ラベルがまた可愛いんですよ。
写真左:以前購入して感動した<甘夏マイヤー檸檬>と<いちご(レモンとクローブ)>のジャム。季節の美味しいものを使っているのが嬉しい。
写真右:夏の日に嬉しいゼリー。今後いろんな種類がイベントや工房でお目見えするかもとのこと。楽しみです!
- 商品名:寅印菓子屋 季節のジャム 各種
- 値段:¥500~/1瓶
- フレーバー:上部写真:すべてルバーブのジャム 下部写真:マーマレードといちご
- 寅印菓子屋 工房
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