【業態・店名変更&移転】その街のシーンを優しい視線で定点観測する、カフェ&ベーカリー

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2013年07月18日

【ジージョベーカリー パン各種】

【業態・店名変更&移転】その街のシーンを優しい視線で定点観測する、カフェ&ベーカリー

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※2013年6月末でカフェ業態での営業店舗・A-NE Cafeは一時閉店し、近隣の工房にて引き続きGIGIO Bakaryで不定期販売を開始なさるそうです。
またどこかで、A-NE Cafeさんが復活するのを楽しみにしてお待ちしたいと思います。

昨今は東京の街の駅前の風景は、お馴染みのファストフードやコーヒーショップが立ち並び、ごく似通った様子が多いもの。そんな中、目立つ看板じゃない楚々とした店構えで、その街の、住まう人々の、生活のシーンに溶け込み、欠かせない存在になっているお店がある。私が思う「アーネカフェ&ジージョベーカリー」はそんなお店です。

「次女(ジージョ)」がパンを焼き、「姉(アーネ)」がカフェで振る舞う。まるでおとぎ話の中に登場するような素敵なネーミングの「アーネカフェ&ジージョベーカリー」は仲良し姉妹が営むお店。新高円寺の駅ほど近くにある陽光の差し込む気持ち良い店内では、ご近所の若いお母さんが子どもたちと一緒に、あるいはおじいちゃまおばあちゃまが連れ立って、男性陣だけのお客様だって、わんさとやって来て、日々賑やかな時間が流れてゆきます。「カフェを若者だけの場所ではないところにしたいなと思ったんです。」と話して下さったのは、姉の麻紀さん。確かにヨーロッパのカフェに行けば、街の社交場よろしく老若男女がその空間を楽しんでいるのが普通ですものね。

シンプルだけど可愛い、そして生き生きとした生活感がみなぎるパリのカフェを、生まれた街・杉並で再現したかったというお二人は、生粋の東京っ子。小粋な小気味良い会話を楽しみながら食べる、カフェのご飯はどれも癒されるものばかり。ご飯を食べてカフェを出る頃にはすっかり気持ちが晴れやかになるような雰囲気作りはきっとお二人のお人柄によるもの。

お店で買えるパンはどれも愛情を込めて次女の早苗さんが焼いたもの。小麦の香りが温かくて幸せな匂いが漂います。「アーネカフェ&ジージョベーカリー」の前身である南阿佐ヶ谷「ベーグル(現在は閉店)」からの人気商品ベーグルはもちろん、様々なラインナップが並びます。どのパンも甲乙つけがたい美味しさですが、私のおすすめは「自家製りんご酵母で作ったナチュラルパン」。ことくるみ入りがお気に入りで、まるっとした様子、香り、切った断面や滋味深い味のどれもがお気に入り。

決して私の住むエリアからは近くはないのですが、度々足を運びたくなる、友達に美味しいよと推薦したくなるお店です。

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写真左:1Fのフロア席から見た店内。明るい陽光が差し込んで気持ちのよい空間です。
写真中央:並ぶパンたち。どれも甲乙つけがたく美味しい。調理パンやサンド系のパンはレジ横のショーケースに。
写真右:カフェメニューを2F窓際のお席で。この日はスープとパンのセットを頂きました。人参のスープが胃腸に優しくて心地よく沁み入ります。

 

 

  • 商品名:ジージョベーカリー パン各種
  • 値段:写真左から、セブグレイン:¥170 / ベーグル:¥160 / ナチュラルブレットプチ:¥70 / 自家製りんご酵母のナチュラルブレッド(くるみ&レーズン):¥350
  • フレーバー:食パンからハード系のパンまで豊富にあります。サンドイッチやサンド系のメニューも日替わりで登場。

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得意分野:輸入グロサリー系お菓子など。一応このサイトの主宰ではありますが、皆様に支えられて生きています。