【歩粉 スコーン&ジンジャーケーキ】
自分へのご褒美に。スイーツのフルコースで至福のひと時を<歩粉>で過ごす
ひとつひとつが愛くるしい様々な種類のスイーツがお皿を彩るそのさまは「カフェ」というより、スイーツの「レストラン」という表現が、しっくり来るような気がします。そんなスイーツのフルコースを楽しめるお店は、「歩粉」をおいて他にはないと思うんです。
恵比寿駅東口から歩いて8分ほどの場所にある「歩粉」は、菓子職人の磯谷仁美さんが、2006年にオープンされました。磯谷さんのセンスあふれる店内の内装はとても可愛らしく、落ち着いていて、素敵な雰囲気を持つお店です。
磯谷さんのお菓子の特徴は、ひとつひとつ、素材の味がしっかりと生きていること。
中でも、不動の人気を誇るスコーンは、粉本来の美味しさにはっとさせられたのちに、ほっこりと優しい気持ちになります。コロンとした可愛らしい見た目は、まるで、磯谷さんのスコーンを食べたひとの、角がとれた心を表しているよう。ザクザクとした食感と音、香ばしい小麦の香りもとても楽しい。シンプルで素朴な、日常に優しく寄り添うお菓子です。
歩粉さんは、イートインをメインとしたお店でして、定番の焼き菓子と月替りのスイーツを合わせた内容のコース2種や、看板商品であるスコーンのプレートなどをいただくことができます。変わりゆく季節を、月に一度の自分へのご褒美にしておられるお客様も多いそうです。
取材に伺った2月はバレンタイン時期ということもありデザートフルセットの内容は、定番の1皿目のスコーン・豆乳くずもち、エッグクラッカーサンドのお皿に加え(上部写真)、2皿目はチョコクリームブラウニー、コーヒーアーモンドシフォンケーキ、チョコラムレーズンプリン(下部左上部写真)と、濃淡様々なブラウンのデザートたちがお皿を彩っていました。
ブラウニーは濃厚、シフォンは軽やか、プリンは滑らか。それぞれの異なった特徴が、最後の一口まで舌を楽しませてくれます。
スコーンをはじめとした定番商品は、テイクアウトも可能です。
磯谷さんに、テイクアウトしたスコーンを美味しく頂くコツをお伺いしたところ『必ず、オーブンまたはトースターで、よく温めなおすこと』とのこと。オーブンの中で温められたスコーンから立ち昇る小麦の香りが、美味しさによりいっそうの幸福感を与えてくれるはずですよ。
わたしは今回、ジンジャーケーキもお持ち帰りしたのですが、こちらもとてもおすすめです。手を触れるのを一瞬、ためらうほどに美しい焼き色をした表面はまるで陶器のようで、生姜たっぷりの中心部は宝石の原石のような山吹色している、大変美しいお菓子です。生地感はずっしりとしていて満足感もあります。生姜がかなり効いており、これまたお味も大変美味。ミルク系の飲み物などと合わせても良いと思います。
また、”歩粉のお菓子がもたらす幸せを、より遠方の方々にも届けたい”との思いから、昨年秋にはレシピ本も出版されました。
定番から季節のお菓子まで盛りだくさんの内容に加え、丁寧なプロセスカット付きで、初心者の方にも優しいものとなっております。自分で作るのもお好きな方は、歩粉のお菓子に、ご自宅でもトライしてみてはいかがでしょうか。
(上左)スイーツフルコース2皿め。手前から時計回りに、コーヒーアーモンドシフォンケーキ、チョコラムレーズンプリン(ダークキャラメルカフェソースをかけて)、チョコクリームブラウニー、洋梨のコンポート。
(上中)お店の外観。ノスタルジックなのだけれど、清らかな雰囲気。緑がよく似合うお店です。
(上右)入り口には、メニューの簡単な案内と営業時間のご案内。ここのポットティーは、絶妙なタイミングで差し湯をしてくださるのでおすすめです。
(下左)やわらかく差し込む木漏れ日と、磯谷さんがセレクトされた、美しく繊細にディスプレイされた雑貨たちに癒される空間。
(下中)今回テイクアウトした、手前がスコーン、奥がジンジャーケーキ。この他には、ビスコッティや紅茶、お店でも使用されている蜂蜜クリームなどもお買い求めいただけます。
(下右)素朴な色合いの生地感と、まんまるなシルエットが愛おしくなるようなスコーン。ぜひ、しっかりと温め直してお召し上がりください。
- 商品名:歩粉 スコーン&ジンジャーケーキ
- 値段:お持ち帰り: スコーン ¥280 ジンジャーケーキ ¥500 / 店内: デザートフルセット ¥2,310 デザートSセット ¥1,720 他
- フレーバー:店内メニューは月ごとに季節のプレートが登場します。
- 歩粉 | hoco
- 〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-35-5 - 03-5449-9400
- 13:00~20:00(L.O.19:30) ※金曜のみ ~21:00(L.O.20:30)
- http://www.hocoweb.com/
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