チーズのようでチーズじゃない。酒粕の不思議な焼き菓子

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2013年02月26日

【マルキタ + AR 酒粕焼き Mix | パテ屋(田園調布)】

チーズのようでチーズじゃない。酒粕の不思議な焼き菓子

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クッキーのような、でもお煎餅のような。例えて一番近いのは、インドのお煎餅パパド(ひよこ豆のスナック菓子)のような……と、お伝えすればよいでしょうか。

田園調布と自由が丘のちょうど中間にある小さな名店「PÂTÉ屋」さんで出会ったこちらのお菓子、最初はその繊細な見た目に惹かれました。ひらりと薄く、ほんの少しカーブを描く2種の焼き物とスティック状の焼き物の様子とが、絶妙に美しく思えたのです。

チーズみたいな風味で歯ごたえが良く、大変満足感の高い不思議なこのお菓子、実は酒粕を素材に使っているのです。
一番大きなものが「ねぎのパリパリ焼き」。こちらは薄くて優しい甘みを感じるお味です。小さめのまあるいタイプは「うずまきハーブ」、ねぎのパリパリ焼きに比べると少し厚みがあり、ミックスハーブの香りと表面にあるお塩のコントラストがすごくいい。スティック状のタイプは「ごまプレッツェル」。ゴマの風味とハードな噛み応えが絶妙で、噛む度に味がふくよかになってゆくのです。

一気に大好きな逸品になったこちらのお品、乳製品を使わず作られたヴィーガンタイプの焼き菓子なのです。卵や乳製品なしで、こんなに味に厚みが出るなんて本当に驚きます。
柔らかい、口触りの良いお菓子が多い現代の食生活で、咀嚼をするとより素材の味が感じられるのだなぁ~ということに気づかせてくれてくれたこのお品、アレルギーを抱える学童のお母様に是非オススメしたいです。あ、もちろん私は大人ですから、ビールのお供にいただきますけどね。(笑)

こちらの酒粕焼き Mix、「PÂTÉ屋」さんのOGである、「マルキタ」こと北村恵理さんと「AR」こと新井洋子さんの合作のお品なんだそう。
お酒に合う小気味良いお菓子にセンスとウィットを感じます。

ちなみに北村恵理さんはイラストレーターとしても活躍をされていて、「パテ屋の店先から―かつおは皮がおいしい」の本の装丁や「マルキタ + AR」のパッケージも手がけておられます。センスの良さが伝わる温かなイラストレーション。作るお菓子にも現れているように思います。

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こんな風な見た目で店頭に並んでいて、見た目もとってもかわいいのです。
キャロブのクッキーやおからのビスコッティも美味!

<published: Oct 2012>

  • 商品名:マルキタ + AR 酒粕焼き Mix | パテ屋(田園調布)
  • 値段:¥360 
  • フレーバー:酒粕味ですがチーズのようなお味です。
  • PÂTÉ屋 | パテ屋(田園調布)
  • 〒158-0085
    東京都世田谷区玉川田園調布2-12-6
  • 03-3722-1727
  • 11:00〜18:00 土曜日12:00〜13:00は中休み 《営 業 日》 祝日以外の 水・木・金・土  
  • http://pateya.com/
※*営業日など、予告なく変更する場合がおありですので、詳しくはHPを。

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得意分野:輸入グロサリー系お菓子など。一応このサイトの主宰ではありますが、皆様に支えられて生きています。